3年後にリモートID(RID)をつけなければならない。
現行で販売されているドローンには【リモートID】はついておりません。法改正により、【リモートID】が義務づけられましたので、各メーカーも今後は搭載機器として製品を出してくると思います。
今持っているドローンについては、2022年6月19日まに機体登録を済ませは、3年間はリモートIDが免除となるわけです。

基本的に3年更新ということなので、その先3年後の更新時は【リモートID】とやらをつけるしかないということなんでしょう。
仕方がないことではありますが、3年間の免除と言わずにこの先ずっと免除してくれればいいのにと思います。
リモートID(RID)とは

リモートIDは技術規格書に準拠して開発・製造されたもので、航空局へ届け出をされたもの。
国土交通省
技術規格書は米国のASTM F3411-19をベースに民間協議会を経て作成され、遠隔発信される電波はBluetooth5 x Bluetooth LE Long Range,Wi-Fi Neighbor Awareness NetworkingまたはWi-Fi Beaconによる直接放送方式により発信されます。
外付けで【リモートID】がついてカッコ悪い!というのと、大きさや重量がドローンに圧し掛かってくるので飛行に影響が出るのではないかという心配があります。
大きさも、たばこケースぐらいだとか。重さも50グラム前後だとか。よくわかっていない部分が多々ありました。
外付けリモートID「TEAD株式会社」
そういったこともあって、いろいろと調べていたところ「TEAD株式会社」様の製品で【リモートID】外付け型発信機を見つけました。

ちなみにこの会社はドローンも製品化している国内メーカーなので安心ですね。
無人航空機の登録制度に対応した商品ということで、機器の小型化や軽量化を実現したそうです。
スペック
スペックについては以下の通りです。
無線方式 | Bluetooth 5.1 Low Energy |
周波数 | 2402~2480MHz |
送信電力 | 5dBm |
動作時間 | 約6時間 |
電池 | LiPo充電池 (充電時間 約2時間、micro USB充電) |
防塵・防水 | IP54相当 |
仕様環境条件 | -10~50℃ 湿度90%以下 |
サイズ・材質 | 40mm×30mm×14mm |
重量 | 12g |
飛距離 | 300m以上(地上見通し) |
規格適合 |

まずは重さですが、12gという軽量なものになっております。
環境温度が50℃ということなので、真夏の日中は大丈夫なのかどうかが気になります。
動作時間も6時間であれば全く問題ないと思います。
ただ、形状が車のリモコンキーのような形で、ドローンのどの部分に設置することができるのか?
本体おなか部分に巻き付けて固定するようになるなかな?その辺りはよくわかりません。

価格が高すぎ!!!
そしてこの商品Twitterで話題になっているのが、価格!!!

小型ドローン1台買えてしまいます。
これからの商品とは言え、高すぎる!!皆さんも同感だと思います。
イームズロボティクス・リモートID
今の段階で2社がリモートIDの開発商品化を発表しております。
こちらのイームズロボティクスという会社のリモートIDは重さ、約33gで6センチx3センチぐらいで大体消しゴム2個分ぐらいの大きさです。
コネクタはUSB-Cとなっております。価格的なものはまだ公表されておりません。


ドローンジャーナル様の記事にこの2種のリモートIDについて詳しく説明されております。
こうなってくると、リモートIDを搭載したドローンは今後いくらで販売するのがか気になります。
リモートIDがDJI Mavic mini クラスのドローンと同じような価格なので、普通に考えて今の価格から1.5倍ないしは2倍になってもおかしくはないということでしょうか???
未搭載のドローンでも6月までに登録すれば3年間は飛ばすことできますので、今が買いなのではないか!
リモートID自体、3年後には価格が落ち着くのかどうかはわかりません。そこまで需要数があるかどうかも不明です。

DJI製品今後はどのようになっていく中は不明ですが、スペックもコスパも申し分ない【AIR2S】
購入してもいいかもしれません。ファームウェアの更新でリモートIDにも対応する予定なのでよかったです。Mini3proもいいけど【AIR2S】がいまのところちょうどいいかもしれません。


DJI Mavic Mini 製品としてはMavic mini 2 が出てしまったので、ひとつ前の世代になりますが、性能的には十分だと思います。コンボでバッテリー等の付属でこの価格なら買っても損はないと思いますよ。

まとめ
この先ドローンの価格も上がり、100グラム以上規制になり、免許制になりと。ホビーユーザーが手を出しにくくなるのは間違いないことだと思います。。。。残念でなりません。

最初にも書きましたが、3年後の話なので今の段階ではあまり気にしても仕方がないかなと感じております。また法改正があるかもしれないし。。。金額はがんばってほしいものです。
追記 2022.06.20
2022年6月20日
【DJI】公式ホームページにて、2022年6月20日より開始される無人航空機の登録義務化に伴い、日本国内向けに販売している、一部機種に関して、今後のファームウエア更新で内蔵リモートID機能対応と発表がありました。

無人航空機登録ポータルサイトにて事前登録は終了してしまいました。

2022年6月20日以降は登録されていな100g以上の無人航空機を飛行させることができません。
登録を事前に行いましょう。
また、2022年6月20日からは100g以上の機体が飛行の許可承認制度の航空法規制対象になります。
追記 2022.06.20【Japan Drone 2022注目のリモートID】
2022年6月20日から 第7回
【ジャパンドローン2022】Japan Drone 2022~実現間近、ドローンのレベル4飛行と有人飛行~
が開催されます。
今回の展示で各社いろいろな製品が紹介されております、その中でバッテリーレス仕様の基盤タイプのリモートIDが注目されております。チェックしてみてください。


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